※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
【50代看護師の働き方】職場に期待しすぎず、余計なことは言わない
現在老健に働き始めて、3年が過ぎました。
30年以上看護師をしていますが、いままでのどの職場よりも今が一番割り切って仕事しています。
なぜ、そう考えるようになったのか?
それは、上司の考え方と職場作りの考え方の違いを感じたからです。
\あなたの愚痴を捨てていきませんか?/
50代看護師が思う、風通しが悪い職場
現在働いている老健に入職して1年が過ぎたころ、職場の問題点がいろいろ見えて、看護師長に提案しました。
これまでの看護師歴で、病棟勤務、訪問診療・訪問看護などの経験があります。
- 卒後3年間は、大学病院の病棟勤務
- 呼吸器内科の病棟で3交代勤務
- 出産のため退職
- 長男1歳になり、育児をしながら近くの老人病院、外来での透析クリニックに半年~1年
- 個人病院で先生(医師)や奥様の顔色をうかがいながら…に疲れ退職
- バイク通勤できる範囲で地元の医療法人に23年
- 3~5年ごとに部署移動あり
- 訪問診療も行っている診療所4か所
- 外科病棟
- 訪問看護
- 地域包括支援センター
- 訪問診療専門クリニックに約1年
- 超高級有料老人ホームに約1年
- 現在、介護老人保健施設に勤務して4年目
なにより入所されている利用者にとっても、働いているスタッフにもそのほうがいいかと思って、提案したつもりです。
例えば、
- 週末医師は不在になるので、週末の新規入所は、トラブルがあっても対応しずらいので、医師のいる平日にした方がいいのではないか?
- 介護スタッフも平日より、週末は人数が少ないことが多い。
- 入所されている方は、誤嚥のリスクもあるので、介護スタッフも全員、吸引器が扱えるように勉強会を開催した方がいいのではないか?
- 食事中の誤嚥にあわてるだけで対応できない介護スタッフが多い
- 入所者の情報を共有できるように、相談員を含めたカンファレンスを定期的に開催した方がいいのではないか?
- 相談員が入所フロアに来ない、利用者の情報は院内電話程度になっている。
看護長からの返事はいつも「そうね、貴重な意見ありがとう」だけで、何も変わることがありません。
私以上に、看護師長に意見している看護師さんは契約社員でしたが、年齢を理由に契約更新されませんでした。
その方以上の年齢で働いている方もいらっしゃるのに・・・。
提案すればするほど管理者からは疎ましく思われ、転勤や退職に持っていかれる職場だと、後から聞きました。
だから、何も言わない方がいいよって。
要は「余計なことは言うな」ってことです。
ここは「風通しの悪い職場」なんだから何も思わないようにしよう!
何か気になることがあっても、「別にどうでもいいや、私には関係ない」と自分に言い聞かせるように独り言を言うようになりました。
何を優先して職場を選ぶか
そんな職場、以前の私ならすぐに退職して、違う職場を探していたでしょう。
看護師の資格があるので、幸いなことに、どこなりと職場は見つかります。
20年以上働いていた職場を退職して、違う職場に代わってから、現在の老人保健施設が3か所目になりますが、職場を変えるたびに、給料は下がっていきます。
年齢条件も出てくるし、自分の体力にも自信がなくなってきているので、職場選びは難しくなります。
現在働いている老健は、給料は平均的で、年間休日が多いことが決め手でした。
自分で探した求人の中で、年間休日120日以上で働ける職場はこの老健しか探せませんでした。
夜勤があるので、夜勤明け+2日間休みなら、夜勤明けでそのまま大好きな韓国旅行も可能ですから。
休日のために、今の職場にいるんだ!と考えるようにしています。
友人を作るために仕事しているんじゃない
入職して間もなく休憩室で食事をしていると、他のスタッフが「あの人はこんなこと言ってたよ」とか「一緒にご飯食べに行ったけど、こんなんで、も~大変だったわ」とか大声で話しているんです。
話している本人に悪気はないのだろうけど、私には悪口のように聞こえるし、あまり良く思っていないなら、プライベートでお付き合いしなきゃいいのに、と思いながら聞いていました。
と同時に、この人たちは口が軽いから、あまり喋らないようにしないと!と、自分の心の中は見せずに接するようにしています。
そんなわけで、今の職場で心から信頼できる人、友達になりたいと思える人をまだ見つけられていません。
これは、悲しいことなのでしょうか?
たまたま、知り合った場所が職場で、今は別の職場になっても交際の続いている友人もいます。今の職場で私が孤立しているのか?というと、そうでもありません。
仕事の仕方で、その人が自分にとって信頼できる人かどうかは、わかってきますよね。
無理して職場の中に友人を作らなくても、いいんです。
勤務時間内の自分に与えられた責任を果たそう
「別に関係ないけど」と思いながら出勤しても、職場に行けば入所者さんがいらっしゃるし、急な発熱などの体調変化もあります。
そんな時に、「別に関係ない」とはなりませんよね、看護師として何とかしなくちゃ!と奮闘します。
不穏な言動で落ち着かない入所者さんがいらっしゃれば、時には薬の力も借りながら、落ち着かせようとあの手この手で入所者さんに接します。
今の職場では、その時間だけ入所者さんを守り、次の勤務者にバトンタッチする。それだけ。
今日自分の行った仕事内容に自分自身が不満なければそれで良しとして、それ以外のことは考えない。
自分の提供できることだけを入所者さんに対して提供する。
老健施設の方針は、私は考える立場にないから、私の問題ではないと思って、帰路につきます。
とはいえ、1日24時間のうち日勤では9時間、夜勤では17時間もの間、職場に拘束されているので、良いに越したことはないのですがね。
新しい職場を探すこともいいけれど、自分の考え方を変えてみると、まぁ仕事だからこんなもんだよね、と嫌な気持ちを引きずらずに済みます。
過去に適応障害を経験しているから思うのかもしれませんが、私が悩んだところで職場は何も変わりませんからね。
まとめ|お金のためと割り切って職場に行く
職場上司への不満、労働環境への不満、人間関係への不満など、働く上で不満を数え上げればキリがありません。
これまでの自分の経験した職場とどうしても比べてしまいますからね。
過去の職場では「これがサービス業だから」と超高級有料老人ホームで土下座をさせられた経験もあります。
それでも生活していく上では、働かなければならないのが現実です。
風通しが悪い、職員の意見を聞き流す、意見交換の機会がない職場では「余計なことは言わない」
自分自身が、その職場で働き続ける価値(私の場合は年間休日)だけを思って、「職場運営には関与しない」
目の前の利用者さんや一緒に働くスタッフに向けて「自分の行った仕事内容に自分自身が不満なければそれで良し」
と、割り切って職場に行くことをおススメします。
コメント