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【看護師経験談】生まれ変わったら、もう一度看護師になる?看護師になって良かったこと
現在、介護老人保健施設で勤務しています。
年間数回ですが、地域の看護学生さんが実習に来られます。
私が看護学生の頃は、患者さんの血圧測定や清拭・足浴など、直接身体に触れさせていただく機会も多かったのですが、最近は実習内容にも変化があり、手技見学とコミュニケーションが中心の実習となっています。
そんな初々しい看護学生さんを見ると、「頑張って看護師さん続けてね」といつも思います。
看護師の仕事は確かに大変です。
体力も気力も知識も必要とされます。
看護学校を卒業して、国家試験に合格したら、看護師さんとしての人生が始まります。
子猫がいきなり医療・看護というジャングルに放り出されるような感覚を覚えるかもしれません。
でも、そのジャングルで生き延びて看護師を続けてほしいという思いからこの記事を書いています。
- 卒後3年間は、大学病院の病棟勤務
- 呼吸器内科の病棟で3交代勤務
- 出産のため退職
- 長男1歳になり、育児をしながら近くの老人病院、外来での透析クリニックに半年~1年
- 個人病院で先生(医師)や奥様の顔色をうかがいながら…に疲れ退職
- バイク通勤できる範囲で地元の医療法人に23年、30代に離婚
- 3~5年ごとに部署移動あり
- 訪問診療も行っている診療所4か所
- 外科病棟
- 訪問看護
- 地域包括支援センター
- 訪問診療専門クリニックに約1年
- 超高級有料老人ホームに約1年
- 土下座をさせられ退職
- 現在、介護老人保健施設に勤務して4年目
\あなたの愚痴を捨てていきませんか?/
【結論】
生まれ変わっても、進路を選ぶチャンスでは看護師を目指す‼
生まれ変わったらなりたい職業第3位が看護師
思わず本当に?と思うアンケート調査の記事を見ました。
2021年株式会社ビズヒッツが男女1000人を対象に「生まれ変わったらなりたい職業に関する意識調査」を実施しています。
昔も今も看護師さんは人気のある職業のようです。
[全体]生まれ変わったらなりたい職業ランキング | 人数 | |
1位 | 医師 | 91 |
2位 | スポーツ選手 | 49 |
3位 | 看護師 | 39 |
4位 | アイドル・タレント | 37 |
5位 | 俳優 | 34 |
[女性]生まれ変わったらなりたい職業ランキング | 人数 | |
1位 | 医師 | 52 |
2位 | 看護師 | 38 |
3位 | キャビンアテンダント | 32 |
4位 | アイドル・タレント | 30 |
5位 | 薬剤師 | 27 |
女性のランキングでは2位になっています。
看護師といえば3K「きつい」「汚い」「危険」と言われています。
最近では「規則が厳しい」「給料が安い」「休暇が取れない」「婚期が遅い」「化粧がのらない」「薬に頼って生きている」の6つのKを加えた9Kともいわれていると、この記事を書くにあたり知りました。
確かに、この9K看護師の苦労をうまく表現しているなと感心します。
その反面、
「大変だが誰かの役に立てる」
「手に職があるので仕事探しに困らない」
「女性としては比較的給料が高い」
といったやりがいや看護師資格を持っていることがメリットでもあります。
看護師だから後悔していること
「看護師だから」といって後悔をしたことはない
私の場合、看護師を目指したきっかけは、母親から「手に職を持ちなさい」とずっと言われ続けてきたことにあります。
しかし「手に職」=「看護師」ではありません。
自分で看護師になりたいと思って看護学校に入り、看護師になりました。
人の役に立ちたいと思い、ありがとうの言葉や笑顔に元気をもらいます。
時には、医師や患者さんから思いもよらない否定の言葉を突き付けられることもありました。
その時は落ち込むし、腹が立つこともありました。
でも振り返れば、自分を見直すチャンスでもあります。
ただし看護師の職場選びは重要
ただ、職場選びは慎重にする必要があると思います。
自分の職場が、自分らしく看護師を続けていけるのかどうか?が看護師として後悔しない秘訣です。
職場の人間関係が自分にとって負担になりすぎているのであれば、心と体を守る行動をとりましょう。
せっかくとった資格です。
その資格と経験を持って、自分らしく看護師のできる職場を探すのもいいですし、今の職場で自分の考え方や割り切り方を学んで継続していくのもあなた次第です。
看護師を続けてきて良かったこと
いろんな人生・生活背景があることを知ることができる
30年以上看護師を続けていると、色々な患者さんとその家族に出会えます。
おそらく、普通に会社勤めしていたら関わることのないような生活背景の患者さんもいます。
その人の人生・生活背景そのものが、私の人生観につながっています。
例えば
「ありがとう」がたくさん言える人は、誰からも大切にされている。
文句ばかり言う人は、家族からも敬遠される。
つらい時は「つらい」とちゃんと言えば、誰かが手を差し伸べてくれる。
そんな経験を患者さんからたくさんいただきました。
その経験をもとに、自分自身や両親に関わることができています。
経済的自立ができている
私は、子供二人を連れて離婚しました。
もし看護師でなかったら、離婚せずにずっと我慢していたのかもしれません。
子どもたちが、離婚をどのように感じているか本心はわかりませんが、それなりに社会生活も送っているので理解してくれているんだと思っています。
医療だけでなく薬の知識も増える
私は、病棟経験よりも外来経験の方が、色々な患者さんの訴えから考えられる病気の予測をする力が付きました。
医師が患者さんに検査結果の説明内容を聞きながら「こうやって説明されたらわかりやすい」と耳を澄ましていました。
薬の名前も、病棟なら薬剤師さんが調薬してくれるので、なかなか覚える機会は少ないかもしれませんが、外来では薬の名前や知識も身に付きます。
この外来での知識が、親や自分自身の体調管理にも役立っています。
30年以上続けてきたから、役立つことも増えもう一度職業を選択する機会があっても看護師を選ぶのだと思います。
看護師最初の3年間は試練の期間
看護師1年目は、先輩看護師の指導もついて怒られながらも必死に仕事をこなします。
看護師2年目は、後輩ができて先輩の指導の目から逃れられたことに安堵しているかもしれません。
看護師3年目は、肩で風を切りながら颯爽と仕事するようになってきている自分を想像してください。
そういった経験を経て、自分が成長していっていることを感じてほしいです。
長く続けていれば自分なりの働き方もできてきます。
自分の考え方、接し方を変えることで、患者さんの笑顔を引き出すことができれば、それも一つの成長です。
その経験を、自分の周りの人にも伝えていってください。
きっと良い人間関係を築けるはずです。
まとめ
看護師は9Kと言われながらも女性の生まれ変わったらなりたい職業第2位となっています。
看護師を辞めてしまうことなく続けていれば
- いろんな人生・生活背景があることを知ることができる
- 経済的自立ができている
- 医療だけでなく薬の知識も増える
私は、看護師になって3年が一つの山と言われて先輩看護師に育ててもらいました。
仕事に行きたくない日もありますが、看護師を辞めずに続けてきたことが自分の自信にもつながっています。
誰かの役にたてる看護師であり続けたいと思いながら記事にしました。
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