看護師転職におススメの時期と退職する月を転職経験から徹底解説

この記事では私が過去に転職した経験から、おススメの転職時期について解説しています。

この記事を読めば、転職におススメの時期がわかり、できる限り損をしない退職がわかります。

結論をいうと、転職活動は在職期間中に頑張り2月ごろから情報収集を始める、本格的な面接等は5月か6月、夏のボーナスをもらってから退職を申し出て、勤務調整の上で有休消化し退職日を決めます。
経済的な不安がなければ、退職してから転職活動したほうがスムーズに面接日程・入職日の調整ができます。
経済的に不安があれば、在職中に頑張るしかありません。

私は30年以上の看護師歴の中で転職回数は6回、現在7か所目の老健に勤務しています。

転職は、精神的にも経済的にも変化がある出来事です。よいタイミングを逃すことなく、良い職場に出会えるためにも、転職時期について知っておくことが大切です。

ネガティブな感情に流されず有利に転職活動を進めていくことで、あなたのワークライフバランスを整えるきっかけになります。

後悔したのは3月の年度末退職

３月末退職を後悔している理由は、４月の有休発生を待ってから退職すれば良かったという点です。

有休消化率100％の職場に勤務していたとしても、今年度と次年度の有休と4月の公休日数をあわせれば、１か月近くになる人も多いのではないでしょうか？

私の場合、有休消化できずに流していた年も多くあったので、20年以上勤務した医療法人では毎年40日の有休日数が発生していました。

上司への不満と不信感が強く衝動的に退職を決めてしまったので、区切りの良い3月の年度末にしてしまって、もったいないことをしたと思っています。しかも3月31日までしっかり働きました。

どうして衝動的に退職を決めたのかはこちらの記事を読んでください。

ボーナスがあるなら7月まで我慢する

ボーナスがある事業所に勤務していて、退職して損をしたくないなら夏のボーナスまで待つべきです。

せっかく働いてきたんですから、もらえるものはもらいましょう。

なんの計画もなく衝動にかられて退職してしまった私は、退職後に冷静になり

と、ひどく後悔しました。

あなたには、そんな後悔して欲しくないのです。

転職活動開始のタイミングと入職の時期

一般的に求人数が増える時期

夏のボーナスをもらって退職する看護師が多いことと、新年度に向けて求人する事業所が多く、一般的に入職は4月・10月がベストな時期と言われています。

多くの看護師は、しっかり夏のボーナスをもらって退職しているんです。

退職してから転職活動するメリット・デメリット

私はこれまで、退職してからしか転職活動をしたことがありません。

そのうえで感じるメリット・デメリットです。

メリット	デメリット
仕事の疲れを癒しながら、リラックスして転職活動ができる 情報収集や面接準備に時間をかけられる 面接の日程が組みやすい 新しい職場でいつからでも働き始められる ハローワークで手続きし、待機期間や給付制限（自己都合退職の場合）を待てば失業手当が受けられる	収入が途絶えるので、経済的な不安がストレスになる 希望する求人がない場合もあり、希望条件を妥協してしまう 面接して不採用になった時にひどく落ち込む ブランク期間ができるので、仕事ができるか不安になる 失業手当はすぐには出ない

時間に余裕がある反面、なかなか就職先が決まらないと、どんどん貯蓄を取り崩していく不安がつのり、焦りが出てきます。

看護師の求人はあるのですが、あなたの希望に合った求人と出会えるかは【運まかせ】になる可能性もあります。

在職中に転職活動するメリット・デメリット

50代でも看護師は転職に有利な職業です。だから、つい･･･先に退職してしまうんです。

今度転職するなら、在職中に情報収集して計画的に転職したいと思っています。

メリット	デメリット
収入が途切れず、次の職場が決まっていることで経済的・精神的に余裕が持てる 希望する勤務条件に妥協することなく求人を探せる 転職を決めて退職願・退職届を出すため、引き留めを断りやすい 現職の不満やイヤなことを考える時間が減る	仕事と転職活動を両立させるために忙しくなる 転職活動にかけられる時間が限られる 面接日の調整が難しい

在職中の転職活動は、いかに時間を効率的に使えるかが問題です。

そのためにも看護師転職サイトに登録して、自分の希望する勤務条件の求人がないかチェックしておきましょう。

転職エージェントを利用すれば、面接の日程調整も行ってくれるので、直接応募先と連絡する手間がはぶけます。

転職にかかる期間

転職活動の期間がどれくらいかかるのかは、希望する求人に出会えるかどうかです。

一般的には1～3か月、じっくり決断するなら6ヶ月ほど必要な場合もあります。

転職を考えている2～3か月前から情報収集することが一般的ですが、日ごろから転職に関心があるなら複数の転職サイトに登録して、どのような求人がでているのかチェックしておきましょう。

退職後になかなか次の勤務先が決まらないと焦ってしまい、思っていた勤務条件と違うところに就職してしまわないように、しっかり情報収集しておきましょう。

入職時期はいつがいい？いつから転職活動する？

入職して仕事を教えてもらうには、新しい職場の受け入れ環境も大切です。

忙しい時期に新しい看護師が来てくれても十分に指導できない環境かもしれませんから。

新しい職場での受け入れ環境から見た入職時期と転職活動におススメの月をまとめました。

各月のおススメ度	現場の雰囲気と転職活動
1月	冬のボーナスをもらって年末年始をゆっくり過ごし休暇の終わった中旬以降で入職する 年末の退職もあり、求人が増え始める時期
２月	長期休暇を取得する職員も少ないので入職して指導も受けやすい 求人数も比較的多い
３月	年度末退職者が有休取得する時期のため、職員体制が不十分な可能性が高い 4月の新規採用枠が決まっているため求人数は減る傾向にある
４月	病棟だと新人看護師を受け入れ研修があるので、ブランクのある看護師にもおススメ 経験のある看護師は、指導が手薄になる可能性が高い ４月時点で求人が出ている職場は何かしらの問題がある可能性もあり、慎重に求人情報を確認
５月	新人看護師指導の真っ最中の現場が多く、指導することに疲れてしまうプリセプターがいるので職場の雰囲気が悪い可能性もあり 月初はゴールデンウイークもあるので、忙しくなる現場も多い 公立医療機関の採用活動が始まる時期なので、公立への転職を狙っている看護師は情報収集開始
６月	新人看護師の夜勤が始まる時期、プリセプターも一緒に夜勤することになるので日勤看護師が少なくなる可能性あり 夏のボーナス支給月の医療機関に勤めているなら退職日の決定
７月	夏のボーナスをもらって退職する看護師が多いため、求人数は多くなる 夏休みを取得する看護師も多いので、現場は忙しく、十分な研修・指導が受けられない可能性も
８月	お盆休みや夏休みの取得で、現場は忙しい可能性が高い 転職活動の面接も調整が難しい
９月	下半期を控える時期でもあり、即戦力になる看護師の求人数も増える 夏のボーナスをもらって退職した看護師には入職に適した時期
１０月	下半期の人事異動の時期なので、ブランクのあるも看護師が指導が受けられ入職しやすい 年明けに向けて人員強化を計画する医療機関も多く、求人数は増える傾向にある
１１月	10月に移動した看護師の指導中～独り立ちの時期なので、現場はやや忙しい可能性あり 冬のボーナスをもらって退職するなら、転職活動を本格的に
１２月	年末年始の休みを控えるので、入職するにも転職活動をするにもあまりおススメできない 冬のボーナスをもらって退職するなら退職日の決定

それまで、現在の職場の人間関係に耐えられない人はこちらの記事を参考にしてください。

まとめ｜

転職活動にかかる期間は、一般的に2～3か月と言われています。

しかし、転職を考えているならできる限り損をしない方法を考えてください。

おススメの転職時期は、9月・10月

しっかり夏のボーナスをもらって、有休消化できるように退職日を決めましょう。

看護師の転職には転職サイトに登録し、事前に情報収集してください。

転職サイトに登録すると、無料で転職エージェントのサポートが受けられます。

転職エージェントをうまく活用するには、まずあなたの転職の目的を明確にすることが重要です。

何のために転職するのか？理由がハッキリしないなら、今は転職せずに様子を見た方がいいかもしれません。