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パワハラ看護師の結末~当事者はパワハラとは思わない
現在の職場である老健に勤務して4年目になります。
40代~60代の看護師が働き、それぞれが色々な経歴を持ち合わせた10名で構成された看護師集団です。
老健では、看護師だけではなく介護士、相談員、理学療法士など他職種と連携して働かなければなりません。
看護師の個性も様々ですが、中でもひときわ自己主張が激しくパワハラ発言の多い看護師主任が先月末退職しました。
この記事を読もうとしているあなたのように、パワハラに悩まされる看護師も多いと思います。
看護師は気が強い人も多いですからね。
あなたは職場のパワハラに悩んでいませんか?
直接パワハラを受けていなくても、その現場を見たり聞いたりすることに心を痛めていませんか?
この記事は、「職場のグループラインってパワハラにならないの?」の続きになります。
よろしければ先に読んでいただけると幸いです。
- 職場にパワハラ看護師がいる、しかも上司・先輩である
- パワハラ看護師が辞めればいいのにと思っている
- パワハラ看護師のせいで辞めようか悩んでいる
私と同じパワハラに悩む看護師さんに読んでいただければ嬉しいです。
パワハラ看護師主任による職場トラブル
前任の看護師主任を退職させる気の強さを持っている
パワハラ看護師主任は2年前に、前看護師長が定年退職し、現在の看護師長に交代した際に看護スタッフから主任に登用されました。
前看護師長の時に看護師主任がいたのですが、現在のパワハラ看護師主任(当時は看護スタッフ)からのモラハラ攻撃に耐えきれず退職してしまったそうです。その退職があったからか、前看護師長は主任不在のまま職場運営されていたそうです。
現在の看護師長に交代したタイミングで、看護師主任に立候補したのが、パワハラ看護師主任です。
看護師主任になりたかった理由が「自分で勤務表を作りたかったから」と公言していました。
他にも、パワハラ看護師が主任になってから退職した介護士が3人、相談員が1人います。
引き出しが片付いていないと大声で叱責される介護士や、相談員に大声で罵声を浴びせる姿を何度も見かけました。
スタッフの名前は苗字を呼び捨てにし、看護師長をババアと、施設医(医師)をジジイと呼ぶ看護師は見たことがありません。
看護師主任としてより、人としてどうなの?と感じる場面が多くありました
誰も笑わない、常にピリピリした空気感に気付かない
パワハラ看護師主任の出勤日には勤う当日だけではなく、前日から、もしくは勤務表が出た日からスタッフのため息が出ます。
夜勤が一緒になる介護士の表情は可哀想になるほど、悲壮感に満ちています。
パワハラ看護師主任は、身長165cm以上あり、切れ長の目で常に見下ろされている印象を受け、親しいスタッフとしか笑って話さない、周囲に指図するばかりで自分から率先して動かない、そんな看護師でした。
看護師長への文句も、入所者さんにも聞こえるほどの大声で、高圧的に話します。
看護師長が、別室で話をしようと提案しても
「みんな難聴だし、認知もあるから、ここで話ししても問題ないでしょ」と反論する始末です。
パワハラ看護師が退職したキッカケとは
老健は医療法人の中の一つの施設として運営されており、母体となる病院があります。
病院外来に設置している「目安箱」にパワハラ看護師主任の相談が寄せられたことがキッカケでした。
誰が目安箱に投稿したのかわかりませんが、勇気ある行動をした人がいると思います。
噂によると、老健施設の相談員とのトラブルも多く、その相談員がパワハラ看護師の暴言を録音して母体病院の調査委員会に提出したとか…
目安箱の投稿が事実であるか、証拠が必要だったのかもしれません。
ある日パワハラ看護師主任が、母体病院の調査委員会に呼び出されます。
調査委員会では、目安箱に寄せられた手紙をもとに
「あなたはパワハラをしていますか?」と聞いてきたそうです。これは、パワハラ看護師主任本人が言っていました。
私はこの話を聞いて、調査委員会ってバカじゃないの?もっと他の聞き方があるんじゃないの?と思ったんですが、この言葉を聞いてパワハラ看護師主任は退職を決めたそうです。
もともと感情の起伏が激しいパワハラ看護師主任だったので、退職のスイッチが一気に入ったんでしょうね。
調査委員会から帰ってきて、すぐに退職届を退出したそうです。
退職願ではなく、退職届です。提出したら、後にはひけない退職届です。
退職届を提出し、数日後からパワハラ看護師主任は有休消化に入り職場には来なくなりました。
退職届は,労働者から会社(使用者)に対する「退職します」という一方的な解約の通知です。会社が退職届を受領した時点で効力が発生し,会社の承諾は不要です(会社は「退職を認めない」とすることができません)。期間の定めのない労働者であれば,会社が退職届を受領して最短で2週間後に辞めることができます(15日以降の日を指定してもOK)。なお,退職届を会社が受領した後は,会社が同意しない限り退職の意思表示を撤回できないので注意してください。
他方で,退職願は,労働者から会社に対する「退職させてください」というお願いなので,会社の承諾があるまでは撤回ができますが,裏を返せば,会社が承諾するまでは,退職できません。会社の承諾後は,会社の同意がないと撤回できないのは退職届と同じです。
引用元;神奈川県弁護士会HPより
まとめ|パワハラ看護師主任だけの問題でいいのか
職場でパワハラが発生してしまうには、複数の要因が絡み合っています。
私の職場の場合は、前の看護師長が定年退職し、もともとモラハラ気質のあった看護師を主任にすると判断した現在の看護師長。
職場をまとめるはずの看護師主任にふさわしくないとは考えなかったのか?
パワハラ看護師主任としては「自分はパワハラなんてしていない」と思ったから、退職したそうです。これも、パワハラ看護主任本人が言っていました。
パワハラは、本人では気が付きにくく、正しい行動だと思っています。
看護師業界には年功序列で役職が与えられる職場がまだまだ多いと感じます。
そんな中で働き続けていくには、自分自身の行動・言動を振り返りながら、周囲と協力して仕事をしていくしかありませんん。
もしあなたが今、パワハラを受けている真っ最中であれば、看護師長に相談するだけではなく、目安箱に意見を寄せる方法が役に立つかもしれませんね。
それでもダメなら、病んでしまう前にその職場とはサヨナラした方が良いでしょう。
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