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看護師の「ネガティブな退職理由」を「ポジティブな転職理由」に言い換える5つの方法と具体例
上司に退職を伝えたいけど、上手く言える自信がない。
希望する求人の面接でも退職理由は必ず聞かれるのに、なんて言えばいいかわからない。
退職理由と転職理由は「表裏一体」です。
「なぜ今の職場を辞めようと思ったのか?」という意味では本質的に変わりませんが、伝え方によってネガティブにもポジティブにも言い換えることができます。
今の職場に不満に感じる退職理由は「こんな環境で働きたい」というあなたの希望です。
つまり理想とする看護師像や働き方があって、今の職場では叶えられないから転職するという前向きな行動をとっていると自信を持って退職の意思を上司に、転職の意思を面接の場で伝えましょう。
この言い換える方法を知っていれば、退職を上司に伝えても引き止められないし、求人に応募する面接での印象もグッと上がります。
- 看護師のネガティブな退職理由
- ネガティブな退職理由をポジティブな転職理由にする
- 面接時に伝える具体例
- 卒後3年間は、大学病院の病棟勤務
- 呼吸器内科の病棟で3交代勤務
- 出産のため退職
- 長男1歳になり、育児をしながら近くの老人病院、外来での透析クリニックに半年~1年
- 個人病院で先生(医師)や奥様の顔色をうかがいながら…に疲れ退職
- バイク通勤できる範囲で地元の医療法人に23年
- 3~5年ごとに部署移動あり
- 訪問診療も行っている診療所4か所
- 外科病棟
- 訪問看護
- 地域包括支援センター
- 訪問診療専門クリニックに約1年
- 超高級有料老人ホームに約1年
- 現在、介護老人保健施設に勤務して4年目
看護師の本音!主な退職理由とネガティブになる背景
少し古い資料ですがH23年厚生労働省が発表している退職理由です。
看護師が退職を考えるキッカケは様々ですが、主なネガティブ退職理由は
- 夜勤や超過勤務による疲れやストレスによる体調不良
- 人間関係や医療事故への不安など職場環境の悪さ
- 給与や休みが取れないなど待遇面への不満
- キャリアアップや教育体制への不満
看護師は命に関わる仕事ですからストレスも多く、転職を経験している人が多い職業です。
中には、看護師を辞めて全く違う職業に就職する人も珍しくありません。
せっかく取った看護師資格ですから、働く環境を変えることで看護師を続けていきたいですよね。
退職理由を前向きに考えることが転職活動の第一歩になります。
今の職場から逃げ出したいから退職するというネガティブな考えを、こんな職場で看護師として活躍したいというポジティブな理由に置き換えましょう。
ポジティブな転職理由に言い換える5つの方法
ネガティブな退職理由 | ポジティブな転職理由に言い換えると |
残業が多い 業務量が多い | 体調管理を優先したい 患者様一人ひとりに、しっかり向き合いたい |
給料が低い | キャリアアップしたい やりがいを感じながら、働きたい |
休みが取れない | ライフスタイルを大切にしたい 仕事と家庭のバランスが取れる職場で働きたい |
人間関係が悪い | チームワークを大切にしたい 周囲と連携を取りながら働きたい 一人ひとりの意思を尊重しながら働きたい |
ポイントは「○○したい!」に言い換えることです
面接時に退職理由を聞かれたときに注意するポイント
面接では必ず聞かれる「前職の退職理由」ですが、採用担当者・面接官には「転職したい理由」として伝えましょう。
給与面などの待遇や人間関係などの不満をそのまま伝えるのはNG
前職で何かしらの不満があることで転職活動をしていることは採用担当者もわかっています。
せっかくの面接の場であなたの愚痴を聞きたいと思うでしょうか?
愚痴として退職理由を伝えてしまうと「同じ理由で辞めるのではないか?」「ストレスに弱い人」「環境の変化に適応できない人」と評価されます。
採用担当者の中には、あなたの本音を聞き出すためにわざとネガティブな退職理由を聞き出そうとする質問をされる場合もありますので、注意しましょう。
転職の理由を採用担当者が聞く一番の理由は「うちの職場でも同じ理由で辞めるのではないか?」ということです。
採用担当者はあなただけでなく、これまでに多くの看護師の面接にあたっています。
看護師の転職理由の多くが「給料が低い」「残業が多い」などの不満であることもわかっています。
そのうえで「あなたを採用しても後悔しない」という安心感を与える転職理由を採用担当者に伝えることが大切です。
残業が多い・休みが少ないなどの待遇面での不満
ポジティブな転職理由にするポイント
「残業が多い」「休みが取れない」といった待遇面での不満の場合には、あなたの考える看護師像を伝えて、自分自身の成長につながるための転職であることを伝えましょう
- 一人ひとりの患者さんと向き合った看護がしたい
- 自己学習の時間を確保してスキルアップできるようになりたい
具体例
私は以前、大学病院で働いていました。そこでは高度な医療技術や最新の設備に触れることができましたが、月の残業時間は○○時間を超えている状況で、患者様一人ひとりに対する時間や配慮が十分ではなく複雑な思いを感じていました。
私は看護師として患者様の心身の健康だけでなく、退院後の生活や精神面もサポートしたいと考えています。
貴施設では地域密着型の医療を提供されており、患者さんやご家族から信頼されています。人員体制も整っている貴施設の回復期リハビリテーション病棟であれば、退院までの間じっくり患者様とご家族様に向き合うことができると思い、転職を決意いたしました。
人間関係への不満
ポジティブな転職理由にするポイント
「人間関係」が理由で転職する場合は、自らその理由について伝えることはおススメしません。
なぜなら、あなたが「人間関係の構築が苦手な人」「周囲と協力することが難しい自己主張の強い人」かもしれないと、「本人にも問題があるのでは?」と採用担当者に思われてしまう可能性が高くなるからです。
前職の人間関係について聞かれる場合もありますので、その時はあなた自身も改善のために努力したことなどを伝え、それでも解決できなかった理由を具体的にしておく必要があります。
- チームで協力して患者さんのケアを実践していきたい
- チームワークを大切にする職場でケアにあたりたい
具体例
看護師として、患者様にとって最善の看護を提供するためには、周りのスタッフと連携しながら仕事をしていくことが大切だと考えています。そのために看護師同士がお互いに尊重できるように信頼関係を築くことに努力しています。
しかし以前の職場では、慢性的な人手不足から看護師間のコミュニケーションが十分ではないと感じる場面が多くあり、改善のために連絡方法や情報の共有を工夫することも試みましたが、十分な結果にはいたりませんでした。
患者様のためにも、しっかりコミュニケーションをとりながらチームワークを大切にした環境で看護がしたいと思い転職を決意しました。
給料が低い
ポジティブな転職理由にするポイント
「給料が低い」場合には、スキルアップ・キャリアアップとして伝えましょう。転職理由としては一番使いやすい理由です。多くの看護師があげる理由なので、あなたの個性を出すことが必要です。
学ぶ姿勢は大切ですが職場は学校ではないので、能動的に学んでいきたい姿勢を伝えましょう。
- あなたの看護師像を伝えて積極的にケアを通して学びたい
- 希望する分野のスキルを高めたい
具体例
私は3年間診療所で外来診療と訪問診療に携わる中で、在宅医療の素晴らしさと同時に難しさを感じました。それは、患者様の状態の変化に素早く気づける観察力と適切に医師に伝えるアセスメント力が求められ、まだまだ自分のスキルが至らない点が多いことに気が付きました。
貴施設では急性期から回復期、在宅医療の分野まで患者様を支援する環境が整っており、積極的に勉強会や講習会を行っていると知りました。貴施設であれば、看護師として一段成長することができると思い転職を決意いたしました。
プライベートの環境の変化に伴うもの
ポジティブな転職理由にするポイント
結婚・出産・育児・介護などプライベートの環境の変化に伴う転職理由では、なぜ前職の環境では両立が難しかったのかの説明が求められます。子育て支援に積極的に取り組んでいる職場であることや介護休暇の取得が進んでいる職場に応募したい気持ちもあるでしょうが、面接時には採用を懸念されてしまう可能性もありますので、家族の協力体制などを強調して伝えましょう。
- 子育てや介護と両立しながら、看護師として医療に携わりたい
- 家族の協力があることも伝える
具体例
急性期病棟を5年間勤務したのちに、結婚・出産を機に退職いたしました。子育ても落ち着き、家族と両親の理解も得られ体調不良時の協力してもらえるので、経験を活かして再度医療に関わりたいと思い、復職を決意いたしました。
貴施設では、院内保育所があり子育てとの両立支援を行っていると伺い、安心して看護師の仕事に打ち込め、長く働き続けることが出来ると思い応募いたしました。
まとめ|ポジティブな転職理由にすることで前向きな転職活動ができる
ネガティブな退職理由であっても、「○○したい!」というポジティブな転職理由にすることで、上司に退職理由を伝える時も、面接時の転職理由を聞かれたときも自信を持って伝えることが出来ます。
ネガティブな退職理由 | ポジティブな転職理由に言い換えると |
残業が多い | 体調管理を優先したい |
給料が低い | キャリアアップしたい |
休みが取れない | ライフスタイルを大切にしたい |
人間関係が悪い | チームワークを大切にしたい |
もし「○○したい!」に言い換え出来ないのなら、焦って退職しないほうがいいのかもしれません。
じっくり自分自身の不満がどうすれば解決するのか、自己分析してみましょう。
あなたの希望する働き方が転職で解決できるかどうか、看護師転職サイトで確認してみることも方法の一つです。
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あなたの希望・想いをしっかり担当者が理解してくれていると、理想の職場にグッと近づきます。
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ポジティブな転職理由にすることで、前向きに転職活動が行えます。
前向きな気持ちは、あなたの行動と発言を変える力を持っており、理想が叶う職場に出会えるチャンスも自然と増えるでしょう。
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