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老健の看護師はやりがいがない?4年間働いて感じること5つのこと
介護施設で老健って聞くけど、やりがいはあるの?
実際に働いている人は、どう思っているのか知りたい
最近は高齢化の影響で介護施設で働く看護師の需要も増えています。
その一つとして老健を考えている看護師も多いですよね。
私のその一人で、4年前に転職しました。
老健施設での看護師の仕事は、入所者の生活サポートが大きな役割となります。
その中で、どのようなやりがいがあるのでしょうか?
看護師は、患者さんやご家族からの感謝の言葉や、病状の変化にいち早く気づけた時、多職種とチームワークが取れるなど、「人の役にたっている実感」がやりがいに繫がっています。
あなたの老健に対してどんなイメージを持っていますか?
- 毎日高齢者の対応して、気疲れするんじゃない?
- オムツ交換ばかりしている?
- 介護士との関係が大変そう?
本記事では、老健施設で働く看護師のやりがいについて、4年間働いてみて感じる5つのことを紹介します。
- 老健看護師の仕事内容とは?
- 4年間働いて感じる5つのやりがい
- 入所者の笑顔とありがとうが多い
- 介護技術が身に付く
- これまでの知識・技術・経験が活かせる
- 自然な看取りに関わる機会もある
- ゆっくり関わる時間を確保できる
老健看護師の仕事内容
老健の入所対象となる方は、「原則65歳以上、要介護1以上の認定を受けている高齢者」です。
老健は厚生労働省によって「在宅復帰・在宅療養支援のための拠点となる施設」リハビリテーションを提供する機能維持・改善の役割を担う施設」として位置づけられています。
看護師の主な仕事内容は、入所者の健康管理です。
- バイタルサイン測定
- 排便コントロール
- 褥瘡などの創傷処置
- 服薬管理
- 食事介助、口腔ケア、排泄介助など生活全般のサポート
介護施設であれば、概ね同じような仕事内容になりますが、老健の看護師には夜勤があります。
夜勤では生活全般のサポートが多くなりますが、介護士がメインに行うので病棟勤務ほど大変だと感じることはありません。
日勤・夜勤ともに日常生活の援助は介護士が中心になってサポートしています。
入所者の生活サポートで感じる5つのやりがい
老健施設で働く看護師が入所者の生活サポートで感じるやりがいには、さまざまなものがあります。
例えば、入所者が自立した生活を送るための支援を提供し、ADLが上がっていく姿を見守ることで、やりがいを感じることができます。
また、入所者とのコミュニケーションを通じて、お互いに学び合いながら成長していくことも看護師にとってのやりがいとなります。
私が4年間働いて感じるやりがいを具体的に5つ紹介します。
入所者の笑顔とありがとうが多い
上記の記事でも書きましたが、「ありがとう」は看護師にとって一番のやりがいに繫がる言葉です。
老健で働いて最初に感じたのは「ありがとう」と言われる場面が多いこと。
以前働いていた有料老人ホームでは、お世話してもらうのが当たり前という感覚が入所者にあるのか、「ご苦労様」と言われることはあっても、「ありがとう」と言われることは少なかった印象を持っています。
検温しても、点眼をしても、何をしても笑顔でありがとうと言っていただけることは、一番のやりがいになっています。
介護技術が身に付く
親の介護が必要になった時に役に立つ、介護技術が身に付きます。
おむつ交換を例に出すと、病棟では主にベット上でおむつ交換をする事がほとんどです。
しかし、老健では日中トイレで排泄をして頂く方がほとんどで、ADLや認知度によりますが、夜間はテープ式のオムツを使用します。
ナイトケアで、夜間用テープ式オムツに交換する時、トイレで立ったまま後ろからテープ式オムツ+夜間用尿取りパットを付けます。
介護技術に関する書籍や動画も多数ありますが、繰り返し実践することで簡単に行るようになってきます。
知識・技術・経験が活かせる
老健では、医師も勤務していますが夜間や休日は不在になります。
入所者の体調変化から、予測される最悪の事態を想定し、すぐさま受診が必要なのか、経過観察するのか判断します。
私が過去に経験したケースですが、介護士が「歩き方がおかしい、いつもより足を引きずっている」と気づいてくれました。
夜間帯で医師は不在、意識レベルはクリア、バイタルサインに変化は見られなかったのですが、口角からの流延、下肢挙上困難から脳出血を疑い、救急搬送して緊急手術となり一命をとりとめた入所者の経験があります。
老健では、看護師としてのスキルアップができるケースは少ないのかと思っていましたが、医師が不在の時間があるからこそできる経験がやりがいにつながります。
自然な看取りに関わる機会もある
病院では食事が食べられなくなったら、点滴をする、経管栄養を開始するなどの医療行為を行います。
しかし老健では、基本的に経口摂取が出来なくなってきたら、ご家族に治療方針の確認を行います。
積極的な延命措置を希望されるなら、病院へ行かれる訳ですが、多くのご家族は自然な形での看取りを希望されます。
今はコロナの影響もあり以前のように簡単に面会はできませんが、できる限りご家族との時間を持って頂けるような環境調整や言葉かけの大切さを実感する機会になります。
ゆっくり関わる時間を確保できる
忙しくないといえば嘘になりますが、病棟勤務などに比べると急変の頻度も高くないですし、残業はほとんどありません。
日勤では、空いた時間に爪切りしながら、晩ごはんの話をしたり、若いころの自慢話を聞いたりできます。
このゆっくり関わる時間を確保できることは、看護師としてモチベーションを維持できる要因の一つだと思っています。
毎日が忙しすぎると、つい周囲にも雑に接しがちになり、そんな自分に嫌気がさす…という悪循環がなくなります。
辞めたいと思う日もある
とはいえ、毎日がやりがいに満ちているわけではありません。
老健に入所されている高齢者全員が、毎日笑顔で過ごしてくれるわけもなく、不穏で帰宅願望が強い方や周囲の利用者とトラブルを起こす気が強めの高齢者もいらっしゃいます。
認知症のあるなしに関わらず、高齢になると性格の特徴が顕著に表れがちです。
そんな日はさすがに疲れますが、「もし施設がなかったら、家族は大変だろうな」と考えています。
ニュースで見る介護を苦にした事件は後を絶ちませんから。
微力かもしれませんが社会貢献できていると思っています。
老健看護師に向いている人は?
老健施設で働く看護師に必要なスキルには、コミュニケーション能力や介護技術が挙げられます。
入所者とのコミュニケーションを円滑に行い、その人それぞれに合ったサポートを提供するために、コミュニケーション能力は非常に重要です。
- 高齢者とのコミュニケーションが得意な看護師
- 介護士や理学療法士などチームワークを大切にしたい看護師
- 利用者のADLに合わせて待つことができる看護師
また、介護技術に関しては、入所者の身体状況を正確に把握し、適切な介助を行うために必要なスキルとなります。
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まとめ
老健施設で働く看護師のやりがいは、入所者の生活サポートに貢献できることにあります。
その中で私が感じるやりがい5つを紹介しました。
- 入所者の笑顔とありがとうが多い
- 介護技術が身に付く
- これまでの知識・技術・経験が活かせる
- 自然な看取りに関わる機会もある
- ゆっくり関わる時間を確保できる
入所者の身体的なケアだけでなく、日常生活のサポートも提供することで、入所者の生活の質を高めることができます。
そのためには、コミュニケーション能力や介護技術が必要となります。
老健施設で働く看護師のやりがいを感じながら、入所者の生活サポートに貢献しましょう。
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