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【老健看護師】入所者さんから学ぶ、かわいいシニアになる習慣
老健で働き始めて4年目になります。
就職したときの私の老健に対するイメージは
- 自宅復帰を目指してリハビリする高齢者さんで活気がある。
- 病院を退院して、在宅医療=自宅につなげるかけはしになる大切な療養施設である。
- ご家族様とも近く、退院前カンファレンスや老健入所時のカンファレンスも活発に行われている。
そんな仕事内容を想像していました。
これまでの看護師経験で、診療所・訪問診療にたずさわる期間が長くあり、老健に入所される患者さんは一定のリハビリをへて、自宅に迎え入れるケースをたくさん見てきたからです。
でも、いま私が働いている老健で自宅に帰る利用者さんは年間数名のみ。現実は違っていました。
入所者さんのほとんどは車いすで過ごされ、ベットに移る時も見守りが必要か軽介助レベル、もしくは全面的に介助が必要な方がほとんどです。
就職面接の時に説明された「在宅復帰型の老健」とは名ばかりで、在宅という名のサービス付き高齢者住宅1か月ほど過ごされ再入所されるかたもいます。
特養への入所待ちをされている方もいますが、数名程度です。療養型医療施設の受け皿のような老健という印象です。
そんな老健でも、看護師として、人としての学びがありました。
それが、かわいいシニアになるための習慣です。
- 笑顔でいること
- 感謝を忘れない
- 言い訳をしない
当たり前の項目ですが、めちゃくちゃ大事だなと感じています。
\あなたの愚痴を捨てていきませんか?/
入所者さんに自分を重ねてみる
エンディングノートの記事にも書きましたが、自分が高齢になってどのように生活したいのか?考えながら仕事をしている看護師のうちのひとりです。
がんになったら?脳梗塞になったら?認知症になったら?
介護が必要になったら、家族の手をわずらわせたくないと思う人が多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
その反面、在宅医療に関わってきた経験を振り返ると、本当に熱心に看病・介護されているご家族がいることも知っています。
若いころは、苦労させられたんだけど、情があるからね。
私ができることは、してあげたいと思うのよ
昔、女遊びで泣かせた罪ほろぼしをしてると思ってる。
ばあさんには、迷惑かけたからな
それぞれのご家族に事情があるのはじゅうぶん承知のうえで、自分自身をかさねて考えてみます。
私は離婚していて息子二人いますが、お嫁さんに介護をお願いしたいと思うだろうか?
仮にお嫁さんが介護したいと言ってくれたら、どうするだろうか?
どちらにしても、答えは「NO」です。
もし食事を食べることが出来なくなっても、胃ろうや高カロリー輸液は拒否すると意思表示しています。
そんな想いもあって、エンディングノートを書き始めました。
でも老健で働くようになって、こんな高齢者になりたいな~、こんなおばあちゃんになりたいな~と思うようになりました。
かわいいシニアになるために
かわいい高齢者といえば、私は「きんさん・ぎんさん」のくしゃっとした笑顔が思い浮かびます。
笑顔でいること
声をかけると、にっこり笑顔が返ってくると、話しかけた方も嬉しくなりますよね。
高齢になると性格が丸くなるとよく言われますが、怒りっぽい人も多い印象ではないでしょうか?
生理学的には、年齢を重ねると脳の感情をつかさどる前頭葉が委縮するので、感情のコントロールが難しくなります。
今から笑顔でいることの練習をしていれば、かわいい高齢者の一人になれるのではないかな?と思っています。
感謝を忘れない
脳血管障害や認知症の方で「ありがとう」が言える方もいれば、その疾患がないのに愛想なしの方もいます。
ありがとうの言葉は、お世話になった時に自然に出てくる言葉です。習慣付けておきたいです。
ありがとうと言われて気分を害する人は、そういないでしょうからね。
言い訳をしない
年齢を重ねると自分の失敗は認めたくないものです。
うっかり忘れることもあるでしょう。素直に「ごめんね、ありがとう」と言えるようになりたいですね。
まとめ|家族との関係を見直してみる
高齢になっての生活の場所は、自宅か施設になることが多いでしょう。
いずれの場所であっても、まわりのひとから大切に思ってもらえるかわいいシニアになるために今のうちから習慣付けることについて考えてみました。
- 笑顔でいること
- 感謝を忘れない
- 言い訳をしない
どれも当たり前なことばかりですが、家族に対して甘えがあり忘れてしまっていることもあるのではないでしょうか?
特に「ありがとう」の言葉は意識して使うようにしていきたいですね。
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